島根県・鳥取県旅行
4月2日(木)から3日(金)にかけて、島根県と鳥取県を旅行してきました。2日は米子鬼太郎空港でレンタカーを借り、足立美術館、出雲大社、松江城公園を巡った後、鳥取駅前の宿に宿泊。翌3日は、鳥取砂丘、鳥取城跡・久松公園、「道の駅琴の浦」で休憩後、境港を訪れ、水木しげる記念館や水木しげるロードを散策し、地元の海鮮料理店で夕食をとってから、米子鬼太郎空港から帰路につきました。
足立美術館は、昭和45年の開館以来、名園と名画の調和、そして創設者の庭づくりへの情熱が息づく美術館です。5万坪の日本庭園は、世界が認めた22年連続日本一の評価を受けた枯山水庭、苔庭、池庭、白砂青松庭などがあり、手入れの行き届いた庭園と日本画の数々に心が静かに癒やされました。
近代日本画展示室や横山大観特別展示室では、大観が生涯に7,000点以上描いたうちの1,500点を富士山に捧げたことを知りました。彼は富士の美しさに日本の魂を感じ、それを表現したと語っています。また、北大路魯山人の陶芸、日本画、漆芸、木芸など、魅力あふれる作品も多数展示されており、じっくり楽しむことができました。
出雲大社では、長い参道を通って本殿に参拝しました。一般的な神社では「二礼二拍手一礼」ですが、出雲大社では「二礼四拍手一礼」という独特の作法でした。賽銭も投げ入れず、静かに入れるのが作法です。天気にも恵まれ、ゆっくりと各社殿を巡ることができました。桜は八分咲きでした。
その後、9号線を通り、左手に宍道湖を眺めながら松江城へ向かいました。国宝・松江城天守は、全国に現存する12の天守のひとつで、平面規模では2番目、高さでは3番目の大きさを誇ります。外観4重、内部5階、地下1階の構造で、井戸や塩蔵が備えられ、実戦を意識して築かれた堅固な城でした。最上階からは市内を一望でき、満開の桜とともにお城との美しいコラボ写真を撮ることができました。公園内では、高木の上にアオサギが巣を作り、つがいが寄り添っている姿も見られました。
3日は早朝から雨が降りましたが、小降りになるのを待って鳥取砂丘へ。西コースを2時間かけてゆっくり歩き、「馬の背」と呼ばれる第2砂丘列の上まで登りました。靴が砂にめり込むほど急な坂でしたが、頂上からは一面に広がる日本海の雄大な景色が望め、高さ47mの標高を体感し、達成感がありました。風紋をはじめとする砂丘地形の造形美も印象的で、自然の魅力を堪能しました。
その後、鳥取城跡・久松公園を訪れました。ここは戦国時代の山城が起源で、最盛期には32万石の城として栄えました。現地の山石を砕いて効率的に築かれた石垣には、三角形の踏み石など独特の工夫が見られ、何段にもわたる石垣が歴史ある景観を形成しています。現存する姫路城の築城にも関わった職人たちがここでも起用されており、「姫路城の弟城」とも呼ばれています。
その後、日本海を右手に山陰道をドライブし、「道の駅琴の浦」で休憩。午後4時半に境港駅に到着し、駐車場からは鮮やかな虹が見えました。駅から水木しげる記念館までは約1キロの「水木しげるロード」。沿道には鬼太郎関連の店舗や、愛嬌ある妖怪ブロンズ像が並び、水木しげるの世界観をたっぷりと楽しむことができました。
全体的に天候にも恵まれ、初めて訪れる観光地も多く、有意義な旅となりました。
三平俊悦(S39A)
ギャラリーその1






































ギャラリーその2























