2024(令和6)年度・第82回「金砂健児の集い」報告➁講演
男鹿市在住の船木政秋氏が「秋田国家石油備蓄基地世界最大地中式原油タンク 建設工事(土木)を担当して」として講演を行いました。
講師:建設コンサルタント男鹿代表 船木 政秋 氏(昭和44年工業化学科卒)
<プロフィール>
・昭和44年 日本鉱業(株)船川製油所≪現ENEOS(株)≫入社
・日本鉱業(株)社内国内留学生として日本大学短期大学部工科土木卒
・製油所(船川・水島)、本社の勤務で土木工事の企画・計画・設計など
・資格:1級建築士、1級施工管理技士(土木・建築) 、測量士など
秋田国家石油備蓄基地は秋田県男鹿市船川に1982年1月に立地が決定し、同年3月建設の推進母体となる国家石油備蓄会社が設立され、1995年6月に12基が完成した。船木氏は世界最大地中式原油タンク12基建設工事の現地土木工事を担当した。平成7年度の日本土木学会技術賞受賞。
同基地は地中タンク方式が採用され、この方式の特徴として①狭い敷地に大量の貯油が可能であり、面積効率が高いこと➁油面が地表面下にあるため漏油拡散の危険性が非常に小さいこと➂耐震性に優れていること、等があげられる。
今回は30分という限られた時間内の講演でしたが、会報KANASA29号から32号まで、船木氏による詳しい連載寄稿が掲載されておりますのでご覧ください。(会報目次)
船木氏は、長年にわたり当会に「なまはげ通信」として秋田から寄稿して頂いております。