偽警告(フェイクアラート)
週末に写真撮影が出来る箱根のポーラ美術館を訪れたので、帰宅後ブラウザChromeで絵画について検索していて著名な画家の名前をクリックしたところ、アダルト画像が表示され、”このページを閉じますか「はい」/「いいえ」”と表示された。「はい」をクリックしたところ「トロイの木馬型スパイウェアに感染したpc」と出た。
同様の画面は3度目。最近、市のニュースで市民がこれにひっかかり金をだまし取られたとの記事があり、朝日新聞にも同様の記事が載っていた。個人的にも何度か偽の警告画面に遭遇し、慣れてきたが、確かに最初は焦ってしまう。
(上記動画をみて抵抗力をつけようとスマホで撮影しておいた)
Windows サポートに電話するようにという。局番の010は万国共通の国際電話で1は北米の国番号。おなじような偽警告では050ではじまる電話番号が表示されることが多いらしい。
ブラウザからは閉じられないようにされていて、Windowsデスクトップ画面下のタスクバーも表示されない。女性の声で意味不明の警告まであって手が込んでいる。
最初にこの警告画面に遭遇したときに、スマホで「トロイの木馬」、「警告画面」などで検索すると、「下手にいじるとパソコンが破壊されるのですぐに電話するように」とか、「今スグにトロイの木馬を除去」などと、実際に不慣れなユーザーを援助してくれるサイトもあるとは思うか゛グルではないかと思うようなたくさんのサイトが出てくる。
これと同じように「Microsoft電話サポート」などで検索するとサイトが表示されるが、実際はMicrosoftではないものがあるので、要注意。
参考) : マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください(Microsoft)
対処の仕方
決して、画面の指示に従わない。電話しなくても例えば、表示されているURLをクリックしたり、「ウィルススキャン」などのボタンが出ていても押さない。
タスクマネージャーからブラウザを閉じる
- [Ctrl] + [Shift] + [Esc] キーを同時に押す
- Windowsキーから[すべてのアプリ]を表示し[Windowsツール]の中に収められているタスクマネージャーから
- [Ctrl] + [Alt] + [Del] キーを同時に押してもタスクマネージャーを起動できる。
<<タスクマネージャー>>
タスクマネージャーが出ない場合は、パソコンの電源を長押しして切る。
日頃の準備のおススメ
他のOSの場合でもブラウザの外から閉じる方法を調べておく。
コンピュータとて人間が作ったもの、絶対にコンピュータウィルスに侵されていないとは言えないが、常にWindowsやMacなどのOSやアプリを最新のものに更新していれば、容易には浸食されないようになっている。
万が一のことを考えて、最悪自分のパソコンが破壊されたとしても対処できるように重要なデータは別の媒体に保管しておくことが大切。
記事 : 赤川均(S41E)